肩こりの施術

公開日: : からだガッテン

原因はいくつか考えられます。
●「筋肉の疲労」や「筋肉が少ないための体温低下」が原因の肩こりであれば、血液循環を良くする目的で下半身を中心に行うといいでしょう(下半身だけの60分でもいいと思います)。
特に脚の付け根や膝周りなどの関節部分を時間を掛けてほぐし、セット数もかなり多めにしてください(3セット以上)。

もしくは下半身を45分前後行って、ご本人の希望される上半身を1か所入れてみるのもいいかもしれません。肩が凝っているのに上半身を触らないと、満足感を得ない人もいらっしゃいますから、上半身を希望されるのであれば施術してあげたほうがいいでしょう。

「筋肉が少ない場合」は運動などで筋肉をつけてもらうことも大切です。腕や肩を動かすことを勧めてあげてください。


●「目や鼻、口などの疲労や疾患」から感じる肩こりであれば、肩や首を入れてください。
『誘導作用』の勉強をされたと思いますが、首より上に血液を送るためには下半身プラス僧帽筋や肩甲挙筋を行ってください。この場合は30~40分下半身に時間をかけて、残りの時間で上半身は足りるかと思います。

●「姿勢の悪さや歪み」であれば、歪みの原因となっている緊張した筋肉を探してほぐします。例えば猫背の方であれば、鎖骨の下の部分と腕の付け根のくぼみ(三角大胸筋溝・烏口突起)を丁寧にほぐしたいので胸部上肢筋を入れます。

また腕の疲れが影響する肩こりの場合もありますから腕も念入りに行ってください。原因は人によって違いますから、お客様の身体的特徴などをお知らせいただければお答えいたします。

肩こりには原因がいくつもありますので、上記の身体の特徴や生活習慣などから施術部位を決めていかれるといいでしょう。

ご不明な点は協会、もしくはサポートアドレスまでお問い合わせください。

関連記事

no image

石灰沈着

Q. 肩の付け根に石灰(カルシウム)がたまった友達がいます。凄い激痛で寝ることもできないそうで

記事を読む

no image

足首の内反と股関節外旋

Q. 一年前に右足首の靭帯を切り、仰向きで寝ると足先が伸びた状態で少し内側に曲がり、左脚は股関

記事を読む

no image

脊柱管狭窄症の施術

協会員の方から「60歳男性で脊柱管狭窄症に悩む方の施術」についてご質問がありました。参考にご覧くだ

記事を読む

no image

首が動かない

Q. 全身に疲れを感じていらっしゃる女性で、うつ伏せをした時、両肩は床に同じくらい着きますが、

記事を読む

no image

足先の冷え

以前に両脚の膝の手術をされたという方から下記のメールがサロンに届いたそうです。 ・

記事を読む

no image

脳血栓 右半身麻痺

Q. 41歳の友人ですが、10数年前に脳血栓の手術をして以来、右半身麻痺があります。歩行はゆっ

記事を読む

no image

ぎっくり腰

Q.ぎっくり腰の方への施術について注意点および効果的な施術についておしえてください。 &nbs

記事を読む

no image

活性酸素

Q. ジャザサイズ(ダンスフィットネス)のインストラクターで週6日動いている方なのですが、 運動

記事を読む

no image

多裂筋へのアプローチ

Q. フーレセラピーは、インナーマッスル(深層筋)にアプローチ&緩めることは可能でしたでしょ

記事を読む

no image

下半身の疲労 足裏の疲れ

Q.約2週間おきに予約をしてくださっている60才の旅館の女将さんです。 上半身は特に問題ないのです

記事を読む

  • 2025年6月
    « 2月    
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30  
PAGE TOP ↑